お酒が弱い女性は骨折リスクが高いと研究発表

3月27日付のイギリスの科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」で、お酒に弱い女性と骨折のリスクに関する研究発表がありました。

慶應大学などの研究チームの調査で、お酒に弱い女性は、年を取ると骨が折れやすくなることが判明したというのです。

 

女性は、閉経後に骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になりやすいと言われていますよね。

それが、アルコールの分解に関係する遺伝子の働きが弱い女性は、さらに骨粗しょう症になりやすいそうです。

 

では、お酒が弱い女性はどんなことに気をつければ良いのでしょうか?

また女性だけでなく、お酒が弱い男性はどうなのか気になりますよね。

 

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骨に関する研究チームの調査

慶應大学医学部の調査によれば、お酒が弱い人は、アルコール分解時に働く酵素をつくる遺伝子“ALDH2”の働きが弱いそうです。

中高年の女性で、大腿骨を骨折した人とそうでない人を比較し、遺伝子“ALDH2”の働きを比較した結果…

遺伝子の働きが弱い女性の骨折リスクは、そうでない人の2~3倍高かったそうです。

要するに、お酒が弱い女性のほうが骨折リスクが高かったとのことですね。

 

アルコールを摂取しすぎても健康リスクがありますが、お酒に弱くて飲めなくても、こんなところにリスクがあったんですね…^^;

では、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。

 

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骨折リスクを低くする、予防法は?

研究チームは、マウスの細胞でも実験したそう。

その結果、骨を作る骨芽細胞にビタミンEを補うと機能が回復したといいます。

研究チームの慶應大学医学部の特任准教授・宮本健史さんによれば、

“お酒に強いか弱いかは生まれつきで変えられないが、骨折のリスクを自覚し、ビタミンEを適度に摂取することで予防できる可能性がある”

とのことでした。

 

ビタミンEが多い食材としては、

・ひまわり油
・アーモンド、アーモンドナッツ
・唐辛子
・小麦胚芽
・抹茶
・サフラワー油
・米ぬか油
・あゆ
・ヘーゼルナッツ
・とうもろこし油
・なたね油
・ソフトタイプマーガリン
・マヨネーズ(全卵型)
・すじこ(しろさけ)

などがあります。

これらの食材などで、ビタミンEを適度に摂取することが良いでしょう。

 

ところで、ここまで“お酒に弱い女性”の骨折リスクに触れてきましたが、お酒に弱い男性はどうなのか?気になるところですよね。

 


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お酒が弱い男性の骨折リスクはどうなの?

お酒が弱い男性は大丈夫なのか、気になる方もいるかと思います。

しかし今回の研究発表は、女性には閉経があり、女性ホルモンのバランスが崩れるため、男性に比べ骨粗鬆症になりやすいというのが根底にある話。

男性には閉経がありませんし、男性も骨粗鬆症になる可能性はあるにはありますが、元々女性よりリスクが低いのです。

骨粗しょう症患者のうち、男性が占める割合は4人に1人だそうです。

 

ただ男性の骨粗しょう症の場合、女性の骨粗しょう症と違って、加齢や喫煙、過度のアルコール飲酒、糖尿病、腎機能低下、高血圧などの生活習慣病が深く関係してくるといいます。

そして男性の骨粗鬆症は重症化しやすいという特徴があるそう。

女性よりリスクが低いからといって安心せず、注意が必要ですね。

 

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