インフルエンザにかかると辛いですよね。
高熱で食欲がなくなることも多く、そんな時には食事をどうしようか悩んでしまいます。
少しでも早く回復するためにも、インフルエンザの時にどんな食べ物を摂ると良いのか見ていきましょう。
インフルエンザにかかった時の食事でおすすめは?
インフルエンザにかかってしまったら、よく睡眠をとり、栄養を摂取して免疫力を高めることが大切です。
高熱が出ている時は、体がウイルスと闘っている状態です。
より多くの熱を生み出すため、通常時よりも1.2倍~1.5倍ほど多くのエネルギーを必要とするといいます。
ですが、発熱時は食欲が落ちる場合が多いですよね。
風邪で高熱が出て寝込んだ時、3キロも4キロも体重が減ったという経験はありませんか?
これは、発熱によって普段より多くのエネルギーを消費しているのに、食欲がなくてあまり食事が出来なかったために体重が減ってしまったのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
インフルエンザ中の食事のポイントは、
- 消化の良いもの
- 栄養価の高いもの
を無理のない範囲で食べることです。
脂っこいものや生ものは避けるようにしてくださいね。
それでは、具体的な食べ物を次に見ていきましょう。
インフルエンザの時は何食べる?
- おかゆ
お粥は、消化吸収に優れているため、風邪やインフルエンザの時にはぴったりです。
普通のご飯を食べるよりも、おかゆのほうが食べやすいですし、水分を一緒に摂取できるのもポイントです。
- スープ
野菜スープなど、免疫力を高めるビタミンやミネラルなどが摂れるので良いですね。
ゆでると失われてしまう野菜のビタミンも、スープなら無駄なく摂取できます。
お味噌汁もおすすめです。塩分も含まれていますし、水分補給にも効果的です。
おかゆやスープと一緒におすすめ
- 卵
卵は栄養豊富で消化もしやすい食べ物です。
身体に必要不可欠な「必須アミノ酸」がバランス良く含まれており、免疫力を高める働きがあります。
- 梅干し
梅干しに多く含まれるクエン酸は、疲労回復効果があります。
そして梅干しの酸味が食欲を増進させ、消化器官の働きを促します。
風邪の時にも、おかゆに梅干しは定番ですよね。
- 玉ねぎ
玉ねぎに含まれるアリシンは、強力な殺菌・抗菌力作用があり、免疫力の向上につながります。
アリシンは加熱に弱いのですが、玉ねぎを切った後しばらく時間をおくと
熱に強い成分に変わるので、加熱調理しても成分を損なわずに済みます。
- 生姜
生姜は、食欲増進効果や殺菌作用、身体を温める働きがあります。
また、咳を鎮める効果もあるので、せきの症状がつらい時にもおすすめです。
その他の食べ物
- プリン
プリンは柔らかくて口当たりが良く、栄養価も高いのでおすすめです。
- ヨーグルト
ヨーグルトは喉越しが良くて食べやすく、腸内環境を整えてくれます。
ただ、あまり冷たいものを食べるのは弱った胃腸に良くないので、
プリンやヨーグルトは冷やしすぎないように、ぬるめのものを食べるようにすると良いですよ。
インフルエンザで食欲ない場合食べ物は?
何も食べたくない・食欲がわかない場合でも、体力や免疫力を落とさないために
無理のない範囲で何かしらお腹に入れるようにしてみてください。
ですが、どうしても食べられない場合は無理して食べなくても大丈夫です。
食欲が出てきたら少しずつ、食べられるものを無理なく食べていってくださいね。
しかし、水分補給はこまめにするようにしましょう。
発熱時には汗をかいて多くの水分が失われてしまいますし、
普段より食事量が少ないと、食事から取れていたはずの水分も摂取できていないことになります。
おすすめは、体内に吸収しやすく、汗で失ったミネラル分を補給できるスポーツドリンクです。
脱水症状にならないためにも、水分補給はしっかり心がけてくださいね。
なお、食欲が出てきて回復してきた場合の食事については、こちらの記事でご紹介しています。
インフルエンザ食事まとめ
インフルエンザ中には、消化が良くて栄養価の高いものを、食べられる範囲で食べてください。
油っこいものや生もの、冷たい食べ物は避けましょう。
なるべく温かいものを食べるようにしてくださいね。
水分補給と栄養補給、そして十分な睡眠をとって、少しでも早く治るよう心がけましょう。